樋口可南子「北斎漫画」ヌード濡れ場セックスシーン
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映画『北斎漫画』— 奇才・葛飾北斎の生涯を描いた異色の作品
どうも、濡れ場コレクター・「ケンジ」です。
映画『北斎漫画』は、日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎の人生を軸に、その創作過程と周囲の人々との複雑な人間関係を描いた異色の作品です。
監督・脚本は新藤兼人が務め、江戸時代の名だたる文化人や芸術家たちが織りなすドラマチックな物語を見事に映像化しています。
北斎を演じるのは名優・緒形拳、そしてその娘お栄を演じる田中裕子。
さらに、読本作家として名を馳せた曲亭馬琴(左七)を西田敏行が演じるなど、豪華なキャスト陣が作品を彩っています。
本作の見どころは、葛飾北斎の波乱万丈な生涯を通して、彼の芸術がいかにして生まれたのか、そしてそれを支えた人々との交流や対立が描かれる点です。
北斎が生み出した数々の名作、その中でも特に有名な「富嶽三十六景」や「喜能会之故真道(蛸と海女)」といった作品に込められた情熱や執念をリアルに感じることができる作品となっています。
圧倒的な演技力を見せる田中裕子— 娘・お栄の成長と葛藤をコミカルに描く
本作で田中裕子が演じるのは、北斎の娘であり、後に自らも浮世絵師として名を残すお栄(葛飾応為)です。田中裕子は若き日の無愛想な小娘から、父に献身的に尽くす娘、そして老いてなお父の支えとして生きる晩年までを見事に演じ分けています。
特に、左七(西田敏行)との微妙な恋心を垣間見せるシーンや、父のために自らを犠牲にして生きる姿は、コミカルでありながらも切なく、観る者の心を掴みます。
彼女が劇中で見せる、佐七に対する憧れと誤解のやりとりはユーモアたっぷりで、笑いを誘います。
佐七の何気ない言葉を真に受けて帯を解こうとしたかと思えば、誤解だと気付いた瞬間に怒りを露わにして酒を煽るシーン。
さらに、老年になって臨終間際の佐七が彼女の胸を求めて吸い付くときの無表情ながらも優しさを含んだ演技は、彼女の役者としての力量を感じさせる名場面です。
こうした場面の積み重ねが、彼女のキャリアを築く上で重要なものとなり、彼女は本作で日本アカデミー賞とブルーリボン賞の助演女優賞を受賞しています。
妖艶な魅力を放つ樋口可南子— 全裸シーンで見せた大胆な演技と存在感
『北斎漫画』で物議を醸したシーンといえば、樋口可南子演じるお直が見せる大胆な全裸シーンでしょう。
お直は北斎を虜にし、その後は彼の養父である伊勢までをも虜にする魔性の女性として描かれています。
お直に取り憑かれた伊勢が、彼女との関係を持った末に自ら命を絶つという展開は、彼女の持つ妖艶さと危うさを象徴するものであり、その演技には強烈なインパクトがあります。
さらに話題となったのは、彼女がタコと絡むシーン。
樋口可南子が演じた全裸の海女が、大蛸と小蛸に絡み取られる場面は、そのリアルさと生々しさで観客を圧倒しました。
雪のように白い肌をタコの触手が這い回り、身体をなぞる様子は官能的でありながらもどこか美しさを感じさせます。
このシーンで描かれるのは、北斎の代表作「蛸と海女」の誕生秘話ともいえるもので、監督・新藤兼人は「性」というテーマを通じて、北斎の内なる情熱と葛藤を表現しようとしたのです。
ユーモアとエロスが交錯する異色作— 北斎と馬琴、芸術家たちの生き様を追う
『北斎漫画』は、芸術家たちの生き様を描いた一種の伝記映画でありながら、ユーモアとエロスが交錯する奇抜な作品に仕上がっています。
曲亭馬琴や十返舎一九、式亭三馬といった実在の文化人たちが登場し、彼らの交わりや対立がコミカルに描かれる一方で、北斎とその家族、周囲の人々のドラマは深みのある人間劇として展開していきます。
緒形拳が演じる北斎は、常に絵に対して真摯であり、周囲のすべてを犠牲にしてもなお筆を取る姿を貫き通しています。
彼が晩年に描き上げた「富嶽三十六景」は、彼の孤独と情熱の結晶であり、その制作過程が描かれるシーンは本作のハイライトとなっています。
さらには、老いてなお創作への執念を燃やし続ける北斎と、その彼を支え続ける娘お栄、そして互いに競い合う存在であり続けた馬琴(曲亭馬琴)の友情と対立の物語が、鑑賞後に強い余韻を残します。
全編を通して、観念的な台詞やシンボリックな演出が用いられていますが、実際のストーリーは素朴でわかりやすく、時にコメディタッチで描かれるシーンもあり、難解さを感じさせません。
独特の空気感を持つ映像美と、芸術家たちの生き様を滑稽かつ温かく描いた『北斎漫画』は、日本映画の中でも異彩を放つ一本です。興味を持った方は、ぜひ一度この奇想天外な物語を体感してみてはいかがでしょうか。
「北斎漫画」のキャスト
公開 | 1981年 |
監督 | 新藤兼人 |
キャスト | 樋口可南子、緒形拳 、西田敏行、田中裕子、フランキー堺 |
まとめ
「北斎漫画」映画としても評判もよく、そのうえ「樋口可南子」の濃厚なラブシーンがみれる大変貴重な映画です。
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※VODの配信情報は2023年3月11日のものになります。
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